大人の読書感想文ッ!

ただの要約はもうやめよう。脱日本式の読書感想文で最高のインプット&アウトプットをお届け!

あなたが主人公だ【世界のエリートは10冊しか本を読まない】

あなたは本を読んだ時、その場では心動かされるような瞬間があったとしても、数日経ったらすっかりその本や作品の内容を忘れていることはないだろうか?

 

「読書は大事だ」なんて言われても、数だけ読んで結局何も活かされなかったり、途中で読むのが嫌で投げ出したことも珍しくないはず。

 

「本を沢山読まないと成功できない」なんて迷信をぶった斬るのが、本著である。

 

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鳩山玲人(以下、著者)は鳩山総合研究所の社長で、三菱商事やエイベックスに勤め、ハーバードスクール(以下、ハーバード)でMBA取得後にサンリオに入社。そこで、海外事業を展開してサンリオメディア&ピクチャーズ・エンターテイメントの社長に就任。他にもDeNAやLINEの社外取締役や、UUUMのアドバイザーの経験を持つバケモノ。

 

本著はそんな著者がハーバードスクールで留学する時に受けたギャップ経験からなる本だ。


では、早速3つのポイントに焦点を当てて紹介しよう!

 

 

  • 1.ハーバードでは、攻略本みたいに使っている

 

著者はハーバード入学前に、そこの教授たちの書いた本をごっそり買って勉強に臨もうとしていた。

 

ハーバードでは、毎年落第者を強制的に退学する仕組みがあるので、当時の著者にとってはある種の恐怖だったに違いない(笑)

 

しかし、実際にはほとんどそれらを読むことが無かった。いや、読む時間が無かったというのが正解か。

 

ハーバードの授業スタイルはケース・メソッド。過去にあった経営的な課題を議論して解決する授業スタイルだ。その場で用意された膨大な資料の中から、経営的判断をしないといけないので、事前の予習が難しい。

 

まさに、実際の仕事でも起きるような課題をやっているのだ。

 

そんな中で、本の使い方としては、インプットするものではなく、解決方法を見つけるための手段として本を読むのだ。

 

例えるなら、ゲームで難所にぶつかり、攻略本で解決する。その攻略本のような使い方がハーバードでの本の読み方だという。

 

「知識があっても使えなきゃ意味がない」では、実戦で使える本をどうやって探すかについては、ぜひ本著を読んで見つけてもらいたい。

 

※私の気分で別途解説する可能性あり。

 

 

  • 2. アメリカと日本の読書感想文の違い

 

私が一番グサリと来たのはここ!

 

読書感想文は日米とでは内容の方向が違うのだ。

 

あなたが読書感想文を書いていた昔を思い出しながら、どんな違いがあるか予想してみて欲しい。

 

日本でよくある書き方は「要約&感想」という感じに、話の流れを追いつつまとめつつ、そこに自分の感じたことを書くことが多かったのではないだろうか?

 

いわば、筆者の意図や解釈の理解が大切にされている。

 

(※ちなみに、私が中学生の頃は感想文の定義を知らずに「要約」だけ書いてしまった。これではただのサマリーで、評価も踏んだり蹴ったり。)

 

ところが、アメリカでは「自分がその本の主人公だったらどう行動するか」がメインで書くことになるそうで、「自分の意見を主張する」が重んじられるアメリカならではの教育方法だ。

 

もちろん、どちらの教育方法にも長所はある。

 

しかし、他人の話を自分ごととして考える力を伸ばさないと、いざ大切な局面で自分で決断を下せないどころか、第三者にその選択を委ねられてしまうことが起きてしまう。

 

このコロナで国にも会社にも頼れない今、「自分だったらどう対処する?」と考える力の大切さを痛感している。

 

タイトルにもあるように、あなたが主人公として考えていこう!

 

 

  • 3.本著を読んで私がやりたいこと

 

アメリカ型の読書感想文をやってみたく、早速ブログを立ち上げ、本記事を書いた。

 

そして、ビジネス書に限らず、小説でもゲームでも雑誌でも、あらゆる物から「この本を読んで私はどんなアクションを起こしたいか」や「この登場人物の気持ちはこうかも」、「自分はどうこの問題と向き合おう?」などをこのブログに残していきたい!

 

冒頭に書いたように、読んで気付かされる大切なことやその活かし方を忘れてしまわぬよう、ここに綴ろう。

 

今まで私はかれこれ100冊近く様々な本を読んできたのに、結構記憶が飛んで勿体ない読み方をしたと反省しているが、今からでも遅くない。読んだ経験をこれから一つ一つ大切にしよう。

 

そう、ただインプットするだけの日々と決別するのだ。

 

そして、私のこのアウトプットを通じて、今日からでも変われる人が増えてくれたら幸いだ。

 

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